01.経過 1 レーシック以後
左目。大変良く見えています。レーシック効果で視力は2.0。
一方、右目。黄色い幕がかかり、おまけに3重にぼけて見えます。視力は0.1
KAYSのメインコンテンツの一つ、「レーシック体験記 これって失敗!?」をご覧になった方ならご存じでしょう。KAY2は2007年にレーシック手術を受けました。手術そのものは問題なく成功したのですが、右目は視力が戻らず。不思議な結果に悩んでいましたが、結局、白内障が始まっていて、しかもそれが急速に進んでいることが後にわかりました。それが見えない理由だったんです。診断を下してくださったBクリニックのE院長からは「ここ2〜3年でほとんど見えなくなりますよ。」との恐怖のコメントまでいただきました。まさか40代で白内障?と思ったのですが、統計的には10%位はあるそうです。
そこで、右目のみの白内障手術を受けることを考えるのですが、白内障手術というのは、目の中に人工のレンズを入れます。そのレンズに大きく分けて2つの選択肢があるのです。
一つは一般的な「単焦点」のレンズ。これは健康保険適用で、自己負担3割ならば、およそ4〜8万円くらいの手術。「単焦点」の文字が示すとおり、たとえば遠くがよく見えるようにすると、近くが見えなくなり、老眼鏡が必須になります。逆に近くが見えるようにすると遠くが見えなくなります。
もう一つは近年利用者が増えてきている「多焦点」と呼ばれるレンズで、遠くも近くも見えるというメリットがあります。ただ、健康保険が適用されず、手術費用は全額自己負担で40万円以上します。
どっちにするか、これだけでも悩むのですが、一つとても大きな問題が。
レーシックを受けた人の場合、目の屈折率が変化しています。すると、白内障の手術で適切なレンズを選ぶのに一般的な経験則が使えないというのです。つまり、眼内に挿入するレンズの度数をうまく決めることが出来ない可能性があるのです。
セカンドオピニオンを求めた近所の名医、G眼科のCドクターも「レーシックの経験が豊富なところで白内障手術をした方がいいでしょうね。それとまだまだレーシック後の白内障は症例が少ないからしばらく待った方がいいかも。」とおっしゃいます。
実はKAY2がレーシック手術を受けたBクリニックのE院長は白内障の権威でもあり、「神の手」と業界で言われる手術の腕前だそうです。ということは一番早い話はここで手術をうければいいということになります。
が、レーシック体験記を読んでくださった方はご存じのように、このクリニックは非常にアフターケアが不安です。E院長は大丈夫ですが、体制として大丈夫なのかなと他の医師で非常に不愉快な経験をしたKAY2としては安心できないんです。特に人間的に「これはなぁ」と思うようなひどい対応をしてくださったHドクターやIドクターの顔やKAY2に浴びせられたひどい言葉が思い出されます。また、検査で常に右目と左目を間違っていたJ検査技師のことも思い出され、不安が高まります。
そこで、ふと最初に適応検査を受けたA大学病院のことを思い出します。あ、もしかしてあそこなら事前の適応検査でいろんなデータを取ってくれていたかも!それに、あの時に対応してくださったAドクターは唯一、目のくもりを「白内障の可能性がある」と指摘していたじゃないか!!。そうだ、あの先生に頼みたい。それに、人間的にも真摯な感じだった。
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ご注意:
この体験記の中に登場する医師名と病院名はイニシャルではなく、レーシック体験記から登場順のアルファベットです。
また、医学は日々進歩しています。ここに書かれたことは2010年春現在の記録です。その点、ご注意下さい。
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