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レーシック手術体験記(近視矯正手術) これって失敗!? 〜リスクを知ろう、中年からのレーシック〜

40歳代にしてレーシック手術を受けたKAYSの二人。KAY2は残念ながら片目の視力が回復しませんでした。その後意外な問題が発覚。その体験記です。また、2012年、KAY1が同じく40歳代でレーシックを受けています。その体験記も合わせてご覧ください。こちらは問題無く手術成功。皆様の参考になれば幸いです。


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00.はじめに

手術前
01.手術11ヶ月前 レーシックを知る
02.手術11ヶ月前 レーシックとは?
03.手術11ヶ月前 関連書籍で下調べ
04.手術3ヶ月前  説明会に参加
05.手術3ヶ月前  レーシック?それ
     ともイントラ・レーシック?
06.手術2ヶ月前 1 適応検査
07.手術2ヶ月前 2 手術の値段
08.手術2ヶ月前 3 内助の功
09.手術1ヶ月前 1 別の適応検査
     〜セカンド・オピニオン
10.手術1ヶ月前 2 眼科医のサード
     オピニオン
11.手術1ヶ月前 3 医療保険
12.手術1ヶ月前 4 乱視度数
13.手術1ヶ月前 5 レーシックにおけ
     る失敗とは?
14.手術1週間前
15.手術前日

手術当日
16.手術当日 朝
17.手術当日 受付から直前まで
18.手術当日 手術
19.手術当日 帰宅


手術後
20.手術1日後 朝 (あれ、右目が!)
21.手術1日後 術後検診
22.手術2日後 運転免許の限定解除
    伊達メガネ、そして右目・・・
23.手術3日後 世界がキラキラ!
24.手術4日後 右目好転せず
    
&一つの疑問
25.手術5日後 ビール
26.手術6日&7日後 なぜ右目が?
27.手術8日後 よくある後遺症
28.手術16日後 同じ症状の人?
29.手術18日後 
    3度手術を受けた人の話
30.手術30日後 床屋さん
31.手術32日後 1ヶ月検診
32.手術33日後 老眼のせい??
    医師を指名する
33.手術5ヶ月後 やっと謎がとけた!
34.手術8ヶ月後 そういえば…
35.手術8ヶ月後 セカンド・オピニオン
36.手術1年後 最新技術を待つ?
37.総括〜レーシックを受けた意味は
   なかったのか?

KAY1も手術を受けた
38.夫の経過を見て数年後に決意
39.手術当日と目を見張る技術の進歩
40.手術結果とその後

付録
まとめを兼ねたFAQ
プロフィール



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01

手術11ヶ月前 1 〜 レーシックを知る



手術前の状態〜街を歩いても裸眼ではこんな状態。危険です。


ある晴れた日のことでした。仕事の仲間がニコニコして話しかけてきました。

「聞いて下さいヨ。僕、近視を手術でなおしたんですよぉ!」
「近視の手術?」
「そう、レーシックっていうんです」

実は私も近視です。しかもメガネ歴はもう20年以上。10代前半に目が悪くなりました。最初は仮性近視。0.8くらいに落ちて、授業中に黒板の文字が見にくくなりました。まもなく病院に通い、視力回復の訓練を受けて、どうにか、1.5に戻したのですが、長続きせず、結局メガネ街道まっしぐら。途中コンタクトにしたこともありますが、ソフトは怖いという認識で、ハードにしましたが合いませんでした。割と「出目」の傾向のある私の場合、その眼球&骨格形状故か、一日に何度も目に埃やまつげが入り、そのたびに痛い思いをします。それがいやでメガネに戻りました。眼鏡に戻ってから、汗をかくと落ちてくる眼鏡を始終ずりあげたり、あるいは、大事なときに過って壊してしまい大変な目にあったことなどなど・・・不便なことは山とあります。

でも、手術?

実は学生時代に親しくしていた後輩がフライトアテンダント志望でしたが近視。当時フライトアテンダントの採用試験で近視は書類選考ではねられていたのです。それで必死で視力回復訓練を受けていました。その時に「近視を直す手術があるんだけど、どうしようかな・・・でも怖いからやめておこうかな」なんて言っていたのを思い出します。確かRK法といい、日本生まれの技術がその後ロシアで改良されたものでした。ただ、当時はあまり結果が良いものではなかったらしく、「怖い」というのは今になって思うと正解だったのかもしれません。

そういうわけで、私の頭の中には「近視を直す手術=RK法=信頼性は低い」という公式ができあがっていました。

ですから、今回同僚が「近視の手術を受けた」と聞いて、これはもう大変なショックだったのです。「そんなの受けて大丈夫かい?人生棒にふるかもよぉ?」と口をついて出そうだったのですが、喜んでいる彼の表情を見て言葉を飲み込みました。彼は非常に優秀な人で、どんな困難な仕事もこなし、きわめて合理的な頭のいい人なんです。少しでも疑問のあるようなことには手を出さないような人。だから信頼しているのですが・・・その彼から近視矯正手術という言葉を聞くとは・・・。

好奇心が頭をもたげます。「レーシックっていうの?その手術?」と尋ねてみると、詳しく教えてくれます。彼曰く、「日帰り手術なんです。それも、2、30分の手術。痛みはありません。それに、終わるともうその日のうちに視力が上がっているんですよ。おまけに失敗の率がきわめて低くて、万が一失敗しても、失明もすることはないんです。」うーーん、あまりにも都合の良すぎる話ではないですか。本当かなぁ?一通り聞いた後、今度は自分でインターネットを使って調べてみました。グーグルで検索してみると・・・あるは、あるは・・・凄い数のヒット数です。

私の知らないところでは、いつの間にかこの「レーシック」という近視の手術が静かなブームになっていたのです。これは驚きでした。そして、サイトを見てみると、本当に彼の言ったとおりの事が書かれています。うーーん、これが本当ならば私も受けてみたいと心の片隅で思い始めます。




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