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手術11ヶ月前 3 〜 関連書籍で下調べ
さて、今度は本で調べてみようと思います。慶應大学病院の根岸一乃ドクターが書かれた「レーシック治療のウソ、ホント―近視レーザー手術の疑問点を解消
」(メディカルサロン2005年刊)という本、そして、錦糸眼科の矢作徹ドクターが書かれた「最新 レーザー近視手術―視力回復手術レーシックの効果と問題点
」(ウィズダムブック社2006年刊)。この2冊を購入します。
「ウソ、ホント」の方は非常に丁寧、かつ慎重、客観的にレーシックの事が書かれています。これはとても良い本でした。手術であるからには安全な手術とはいえ、必ずリスクがあると力説するところから、さらに手術に非適応(手術を受けることのできない)な例、また、手術によって生じる問題点など数々指摘した上で、それでもこの手術の利点について解説してくれています。
この本で学んだことはいくつかあります。
・失敗のリスクはゼロではない。
・美容外科などの宣伝(「1.5の視力に必ず戻る!」など)は鵜呑みにしない。
・老眼が始まっている場合、メガネで矯正したときよりも、近くがより見づらくなる。
・歴史の浅い手術なので、将来的に全く問題が生じないとは誰も言えない。
・「生命維持に必要」な手術ではない。だから、メガネ、コンタクトで不具合がないのなら受ける必要はない。
・信頼のおけるクリニックでの手術が望ましい。下手な場所では眼科専門医ではない医師が手術を行い、トラブルになるケースが実際にある。
結局、半年以上考えました。自分の場合、仕事上、メガネがないとかなり好都合な面があります。また、趣味の面でもメガネをかけないでいられればとても助かります。
一方、すでに老眼が始まっていることを自覚しています。最近、片方の目で近くを見づらく感じることが多くなりました。はたしてレーシックを受けるとこれがどの程度ひどくなるのでしょうか?
さらにレーシックにもいろいろな技術の進歩があり、昨今「イントラ・レーシック」という新しい手術が始まっています。これはどうでしょうか?
矢作ドクターの本にはこのイントラレーシックについて詳しい解説があります。さらに具体的な手術の手順なども書かれていて参考になります。また、実際の手術の結果に関するデータも。大いに参考になります。ただ、後でわかりましたが錦糸眼科に資料請求するとこの本を無料で送ってくれるようです(2007年現在)。
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