04
手術3ヶ月前 1 〜 説明会に参加
その後、やはり、手術を受けたい!と思いが強くなります。その頃、最初に登場した仲間の知り合いである女性がやはりレーシックを受けたと聞きます。状態はきわめて良好だそうです。また、手術して半年以上たつ彼も「何にも問題は生じてませんよ。受けて良かった!」と言っています。
そこで、ある日、思い切ってあるA大学病院でおこなわれている無料の説明会に出席しました。
会場には4、5名ほど。見事に世代は20代、30代、40代、50代と別れています。若い人だけが受ける手術ではないのだなぁとびっくりします。それまでなんとなく、この手術をうけるのは見栄えを気にする若い人が多いのだろうなと思っていたのです。後で消防士さんなど仕事上の理由で受ける人も多いことを知りました。
さて、説明は上記と同じ、リスクとメリットの説明、さらに手術の映像でした。ちょっとグロな部分はありますが、おかげでよくわかります。手術の内容を実際に映像で見るというのは大変にありがたいことです。何せ「覚悟」ができますから・・・。
で、質疑応答の時間になるのですが、担当のAドクターはとても丁寧に答えてくれました。この日の質問としては、手術の最初につくる「フラップ」というフタが手術後はずれることはないのか?という質問が出ましたが、「あります。米国での報告では、手術後10年した患者さんが飼い犬とじゃれていて、その足が目にひどくぶつかり、その衝撃ではずれたという報告がなされています。ただ、これはとてもまれなケースです。実際は相当な衝撃でないと、はずれることはありません」など、きちんと教えてくれます。
「老眼は進みますか?」「手術で老視(=老眼)が進むわけではありませんが、遠くがはっきりと見えるようになることで逆に老視を意識しやすくなります。さらに、近視用のメガネで近くを見るときに比べると、もっとひどく感じるはずです。これはメガネの場合、レンズと目との距離があり、それが老視の感覚を軽減しているわけで、それが、レーシックの場合、目そのものがメガネのように視力矯正されることで、ダイレクトに老視を感じるのです。」
全般にとても冷静に手術のメリットとデメリットを説明し、患者に納得ずくで手術を受けてもらおうという雰囲気で、なかなか好印象の説明会でした。
こうしたやりとりが終わり、適応検査の予約に移ります。
いくら手術を受けたいと思っていても角膜が薄かったり、他の病気を持っていると手術をうけることができません。それを判断する検査を受けなければなりません。そこで手術を受ける受けないにかかわらず、とにかく適応検査を受けておこうと私も予約をしておきました。この適応検査、この病院では「非適応」となる人がかなり多いと後で聞きました。
次ページへ→
|