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手術後3日目 世界がキラキラしている
朝起きるとやはり視力に変化はなさそう。そういえば手術の受付番号は88番でした。その時は両目末広がりで縁起がいいと思ったものでした。末広がりですから、時間が経てば右目も良くなってくれると信じたいものです。
ま、手術の失敗でもう後悔しているのか?と問われれば今のところ答えはNOです。つまり、両目で生活するかぎり、間違いなくメガネは不要です。これだけでも十分メリットはあったのです。ただ、せっかく左目がこれほど素晴らしい状況なので、右目ももう少し・・・という気持ちがあるというくらい。ま、時間が経たないとまだ何とも言えないので・・・。
さて、今日は臨時の検診です。
予定よりも少し早めに家を出ます。天気が良いのです。おまけに気温も暖かく、これは散歩しない手はない!せっかくですから、電車を途中で降りて1時間ほど歩いてクリニックに行くことにします。
歩き始めてすぐに学校を横に見るのですが、桜が満開!裸眼でこんな見事な桜を見ることができるとは。感激です。桜だけではありません。いろんな花に目がいくのですが、いままでとは違い、本当にすべてが輝いて見えます。
人生ウン十年、こんなに花や景色がきらきらと輝くように見えるのは子供の時以来だと思い出します。そうだ、子供の頃はすべてが輝いていました。それが戻ってきたのです!
まるでもう一度改めて人生をやり直しているような錯覚を覚えます。
視力が戻る・・・それがこんなに素晴らしいこととは!
季節も良いのです。みなさん、春先に手術を受けると良いですよぉ・・・。
さて、途中でもう一つ気付いたことがあります。問題の右目、やや見え方が変わってきているような気がします。あいかわらず「ぼけているのですが、少しはましになってきているような感じがします。それが証拠に、両目で見ると相当遠くの小さな文字まで見えます。うーん、気のせいか、それとも単に天気が良いせいなのか・・・。
さて、Bクリニック到着。今日は人が少なめのようです。小さな再診用待合室には5〜6人程度。前回来たときは10人くらいいました。なぜか今回も番号札に注目。私の誕生日の数字です。うーん、本当にツイているのかなぁ?
まず視力測定から。左目・・・よく見えます。なんと一番下の段まで見えちゃいました。そして、問題の右目・・・。うーーん、前回とあまりかわりはないです・・・が、レンズをいれると前回は矯正しなかったものが、今回はかなり矯正されます。ややぼやけますが、それでも、レンズを通してみると1.0くらいは見えるようになります。ふむ。何が違っているのだろう。結果は次の通りです。
両眼 2.0
右目 0.7
左目 1.5
さて、医師面談。今日はGドクター。とても若い女性で女優の水川あさみ似です。で、見立てとしては「右目はレーザーがやや効き過ぎたんでしょうね。これから1ヶ月位すると次第に近視が戻ってきてちょうどよくなりますよ」とのこと。
「???」
一瞬混乱します。それって遠視状態ってこと?でも、「遠くも見えないんですが・・・」と、すっかり遠視は遠くが見えると勘違いしている私は尋ねてしまいます。
「ええ、だから遠視なんです。つまり、網膜上にピントが合っていない・・・」。ドクターも「これだから素人は・・・」と思ったことでしょう。
「あ、遠視って、遠くもピントがあってないっていうことですか!つまり、今の自分は遠視で遠くを見てもピントがずれ、近くを見てもピントがずれる・・・そういうわけですか。」
「そうです」
「視力がまだまだ安定するまで時間がかかるとうことは、僕は老眼があるので、ちゃんとした老眼用メガネを作ろうと思っていたんですが、先がいいですね?」
「そうです。でも、不自由でしたら100円ショップで+2.0くらいの老眼鏡をとりあえず買われたら?」との答えでした。
はいはい。同じ質問を前回もして、もう買ってあります・・・。(^_^;)
というわけで、しばらくまだまだ様子見です。遠視については一つ勉強になりました。
たしかに関連書籍やサイトなどで、レーシックの後はしばらく遠視傾向になり、次第に正常に戻る場合もあるとの記述がありました。おまけに、私のような中度から強度の近視の場合、目が安定するまで、半年から1年はかかるとの記述も・・・。でも、レーザーが効き過ぎって、もしかして、計算間違えて照射オーバー?うーーん。
待ちましょう!
あ、もう一つ、いままでかけていたメガネ。レンズを度無しのものに入れることにしました。しばらく伊達メガネでいきましょう。KAY1の承諾を得て、例のひいきのメガネ屋さんにお願いすることにしました。2日後にはできあがるそうです。
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