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短波受信機の勝手流診断




 以下に記したのは、まったくもって100%主観的な私自身の短波受信機使用感です。実際に所有しているものもあれば、他の人のを使わせてもらったものもあります。
 所有しているラジオはいわゆる受信機コレクターと言われる人からみればきわめてストイックなもの(!)ですが、BCL歴も20年を越えると、結構な数の受信機を使っているものです。中には現在も製造されている受信機もありますが、大部分が製造中止。これから受信機を購入しようという方の参考には,あまりならないかもしれません(笑)。ただし、最近中古市場が活気づいてきていますので、そういう方には若干は役に立つかもしれませんね。実際、以下の受信機の中にはオークションで手に入れた物もあります。

 なお、本文中、「受信機」と記したものは基本的には6、7万円以上の卓上型。「ラジオ」としたものはそれ以下の定価で売られていたポータブルなものを指します。(これもかなり勝手な仕分けです!)


 以下のメーカー名、もしくは機種名をクリックしてください。

AOR AR3030  AR7030PLUS AR3000
JRC(日本無線) NRD−525 NRD−535D NRD−345
SONY ICF−5900 ICF−6500 ICF−2001
ICF−6800A ICF−2001D ICF−SW1
ICF−SW100S ICF−SW10(11) ICF−SW55
ICF−SW40 ICF−SW22
PANASONIC (松下) RF−1010
日立 KH−WS
ANDO AR−109
周辺機器 ANC-4
iCOM IC−706MK2 IC−756PRO2
八重洲無線 (現V.S.) FT−757SX FT−847 VX−5&2




AOR
(一般の人にはなじみのない名前ですが、世界的に知られた日本の受信機メーカーです)

AR3030

1994年発売 (製造終了) 98、000円

 この機種の売りはコリンズ製のメカニカルフィルター。評判通りの特性で、隣りあった邪魔になる放送をスパッと切ってくれます。これはもう快感。
 感度もよく、内部雑音も少ない静かな受信機です。
 ただし、音質については好き嫌いが大きく分かれると思います。長時間聞いても疲れない音ながら、同期検波時、若干、音の立ち上がりがひずんだりする面もあり、音にうるさい人にはどうかなぁ。これはコリンズのメカフィルとの相性のせいで仕方ないようです。
 DX(遠距離受信)には大いに使える機種です。


AR7030 Plus

1998年発売 158、000円

 現在、世界中のファンから最高の評価を受けている受信機。
 登場当初、賛否両論だった操作性は、リモコンを使えば問題ないものの、本体だけでは相当厳しいものがあります。私自身も買ってしばらくたちますが、いまだに把握できていません。

 ただ、内部にプリアンプ(受信電波を強める回路)があったり、中波でのアテネッター(通常の受信機はローカル放送の影響を受けないように、わざと感度を落としてある)が入っていなかったりと、感度に関しては申し分なし。

 音質も高音と低音がそれぞれに調節できる点がお見事。

 特にSSB(アマチュア無線など)の音質は、内部スピーカで聞いていても、ほれぼれとしてしまいます。特筆すべき音質です。

 軽量なのも、好感がもてます。

 また、この機種であれば、パソコンソフトと組み合わせて、簡単にデジタル短波放送(DRM)が受信できることでも知られています。
 


AR3000

 1988年発売(製造終了) 129、800円

 短波だけでなく、ありとあらゆる電波が受信できる、いわゆる「広帯域受信機」のベストセラー。この種の受信機は短波放送に関してはおまけ程度のモノが多い中で、AORは決して手を抜いていません。この受信機も、混信などには弱いものの、感度などは十分な性能を発揮していました。航空無線や業務無線なども受信したい人向けです。

 その後様々な後継機種が出ていますが、現在はAR5000が主力です。

 




JRC(日本無線)
 



NRD−525

 1989年発売(製造終了) 150、000円

 DXer御用達といえば、何と言ってもこのシリーズ。
 実際に何度かさわってみて、非常にバランスの良い受信機だという実感があります。でも値段が高く自分が買うなんてことは考えもしなかった機種です。



NRD−535D

 1991年発売(製造終了) 214、800円

 シリーズの次の機種。これも世界中で人気の高かった機種です。現在は後継機の545が出ています。とにかく、民生用の受信機としては最高峰とうたわれ、実際、受信を業務とするプロフェッショナルな職場でも多く使われています。たとえば短波放送のモニタリングを主な業務とする「ラヂオプレス」でも一時期主力はこの受信機だったとか。

 特に、ヨーロッパや北米で人気が高いのですが、日本では、逆に、ディスプレイからのノイズが多いとか、同期検波回路の不安定さなど、の欠点も指摘されています。私自身の使っての感想は・・・とにかく音が悪い。フィルターをワイドにしても、相当耳に疲れの来る音質です。ということで、はっきり言って私はこの機種は苦手です。

 

NRD−345

 1996年発売 98、000円

 いままで高級機ばかりだったJRCが初めて中級機になぐり込みをかけた機種。非常にコストパフォーマンスの高い受信機で、実際に使ってみても、操作性その他、十分納得のいく機種です。

 なぜか、機能的にAORのAR3030に非常に似ています。きっとOEMで同じ機種に筐体を変えただけなのに違いないなどという噂まで出る始末。もっともちゃんと違いはあります。AR3030にはなかったノイズブランカーが搭載されています。

 残念ながら同期検波はあまり出来がよくないようで、スイッチをオンにしても大きな違いが生じません。 

 

 




ソニー(SONY)
 


ICF−5900

 1975年発売(製造終了) 27、800円

 クリスタルマーカーで250KHzおきに信号を出し、それを目印にして、大きなダイヤルで周波数をあわせるという仕組みが、発売当時画期的でした。当然、評判を呼び、パナソニックの直ダイメカのラジオ(RFー2200)とともに、1970年代のいわゆるBCLブームの頂点となった機種です。「スカイセンサー」という愛称がついていたシリーズのラジオでもあります

 当時のラジオは筐体が大きいため、音の響きがよく、また、音質のコントロールも低音と高音で調節できるのが当たり前でした。贅沢な音質で短波放送を聞くことができた時代です。今でも、たまにこの製品が中古市場などに出てくると飛ぶように売れるのはそのあたりに理由がありそうです。

 
ICF−6500

 1980年発売(製造終了) 49、800円

 安価でありながら、音質重視の大型スピーカーを使い、しかも、デジタルの周波数表示を実現したラジオです。しかし、周波数の安定度が悪く、また、音質も期待したほどではなかったのが残念でした。しかし、よけいな機能のない分、シンプルでとても使いやすいラジオではありました。現在も私の実家では主に遠距離中波受信(島根県で昼間、岡山や愛媛の民放を聞くなど)のラジオとして、父親が使っています。

 

ICF−2001

 1980年発売(製造終了)49、800円

 聞きたい放送局の周波数を電卓のようにキーボードで打ちこんで受信するという今ではあたりまえになった選局方法の第1号機です。当時は画期的、革命的でした。しかし、逆にダイヤルがないというのは、気まぐれに放送局を求めてダイヤルを回すという楽しみがないわけで、そういう意味で、飽きのくる受信機でした。また、感度も悪く、電池の持ちが悪い、音質も薄ぺっらな後年のソニーの悪しき伝統の1号機ともいえる存在でした。

 しかし、なんにしても新しい受信方法を取り入れた「技術のソニー」を納得させる記念すべきラジオではありましょう。


ICF−6800A

 1981年発売(製造終了) 81、800円

 BCLがブームの頂点となった頃、SONYが満を持して投入した高級機種、ICF−6800。その後継機です。デジタル表示で、PLLシンセサイザー方式。しかも、大きなダイヤルとドラム表示により、アナログの表示でも待ち受け受信可能です。
 ICFー5900は低音を強調したリッチな音でしたが、こちらの機種はむしろ、メリハリのあるやや堅い音です。特筆すべきはヘッドフォンで聴いたときの音質。これは非常にリッチで、いまままでKAY2が聴いてきた短波ラジオのうちもっとも好きな音質がこれです。
 ネットオークションで手に入れました。 
 

ICF−2001D  

 1985年発売(製造終了)66、000円

 ICF-2001 の改良バージョンという位置づけですが、実は、内容的にまったく異なる受信機ともいえる存在です。アナログ選局のようなダイヤルがついた上に、同期検波回路というこれまたこうした一般向けラジオには世界初という新技術が投入された記念碑的ラジオです。同期検波回路というのは、短波放送に特有の波打つように聞こえるフェージングの歪み音をなくしてしまい、また、隣接放送局の混信を切ってくれるという実にすばらしい回路です。それまでは業務向けの受信機にしか搭載されていなかったこの機能がついたというのは、もう、これは最強のラジオと言っていいでしょう。

 20年近くにわたり売れ続けたラジオであり、日本で製造終了後も長く北米で製造され続けました。しかも、現在でも、短波放送の専門雑誌などで、非常に高い評価を得ています。



ICF−SW1

 1985年発売(製造終了)

 短波ラジオが主要全国紙に全面広告を出したのは、近年、後にも先にもこの機種くらいでは?ジャスト・カセットケース・サイズでありながら、デジタル周波数表示の受信機ということで、ソニーのトランジスタラジオ発売30周年記念のタイミングで発売されたもの。機能的には今から見れば、ごくごく最低限のものしか備えていないながら、とても、シンプルな使い勝手が、今でも通用するラジオとなっているといえます。



ICF−SW100S

 1994年発売 54、000円

 SW1 の後継機種。同期検波回路搭載。デザインも、超小型のノートパソコンのようで格好いい。SSBや100Hz ステップなど、ほとんど、大型機と同様の性能を詰め込んだ技術には頭が下がります。
 いつも思うのですが、ソニーは技術力、そしてデザインにすばらしさを発揮しますが、今一つ、基本的な強度の点で問題があるように感じます。この機種にしても、ふたの部分と本体の部分をつなぐフィルム状の基盤がよく故障するという報告がパソコン通信などでなされていました。現在は改良されていますが。僕自身も2度ばかし故障して交換しています。大好きなメーカーだけに、そうした基礎体力をしっかりとしてほしいと思うのですが・・・。

 


ICF−SW10(SW11)

 1996年発売(SW10 製造終了) 7、800円
 1999年発売

 現在手に入るソニーの短波ラジオではもっとも安価なもの。性能的にも値段に見合ったもの。もちろん、周波数表示はアナログ表示。ただ、それでいて、FMはステレオ受信ができるなど、非常に手軽であり、また、周波数の表示枠も大きいので使いやすい。ただ、こうしたアナログ表示ラジオを安いからといって「入門用」とするメーカーの考え方は「?」です。初心者には使いこなすのがデジタル表示ラジオよりも遥かに難しいはず。この言葉にだまされて結構多くの人が短波を聞こうとして挫折しているのを私自身も数例見ています。ただし、そうしたアナログ表示ラジオではありながら、本機の表示ダイヤルは大きく、見やすいのが救いです。
 また、アナログ表示ラジオの大きなメリットが一つあります。それは電池の持ちです。こればかりは、デジタル表示方式は太刀打ちできません。
 現在は外観がメタリックシルバーになった後継機(ICFーSW11)が出ています。
 この機種、珍しく長波が受信できるのも特徴です。

 

ICF−SW55

 1991年発売(製造終了) 49,800円

 同期検波回路がついていないなど、やや時代遅れとなりつつあるラジオでありますが、基本性能は非常にしっかりと作ってあります。ただし、操作性の面ではやや難あり。ボタンの多さにとまどう向きも多いはず。また、電池の消費が非常に激しい。また、スピーカーの形状も独特で、その音質も好き嫌いが大きく分かれるようです。ちなみにこのラジオの音質を「薄っぺら」と感じた方、どうぞラジオを机の上などで立ててみてください。あら不思議。ぐっと低音が出てきたでしょう?つまりこのダクトスピーカー(と呼ぶそうです)、受信機を堅い表面の机などの上に「立てて」置くと、反響をうまく利用して豊かな響きになるようなんです!
 僕自身は大きさが手頃なため、1カ所に長期滞在の海外旅行にはこのラジオを持っていっていました。(何カ所もまわるような旅であればもっと小さい SW-100 ですが)
 また、FMの受信性能が比較的良く、FM DXer達が旅行の時に愛用することでも知られたラジオでもあります。


ICF−SW40

 1996年発売(製造終了) 22、000円

 デジタルチューニングでありながら、周波数表示に、アナログの周波数板のようなものを同時に表示させるというアイディアで、初心者にも非常にわかりやすい選局を実現したラジオ。おまけに値段も実売価格で1万円台になっていることから、おそらく、初心者の入門として勧められるラジオでしょう。残念ながら受信性能は高くはありませんが、ま、主要短波局はそこそこ受信できます。また、FMもステレオ受信が可能など、なかなか良いラジオをソニーは作ってくれました。
 ただし、バンドの分割が細かくないので。短波の広い周波数帯をすぐに移動するのはなかなか大変です。解決方法としては、プリセットにあらかじめ、各放送バンドの代表的な周波数をいれておき、それで移動しつつ、ダイヤルをまわして微調整というのが良い方法だと思います。

 

ICF−SW22

 1993年発売 13、000円 

 ジャストカセットケースサイズの短波ラジオ。周波数表示はアナログで、おまけに、FMもモノラルでしか受信できず。旅先に持っていくのにも、ちょっと機能的、性能的に不足なラジオです。小ささがウリですが、そのためにあまりにも多くの事を犠牲にしたラジオだと思います。あまりおすすめできません。これを買うのであれば、むしろ、多少大きめですが、半額近い値段で買えるICF−SW11をオススメします。




 
パナソニック (松下電器
 
RF−1010(COUGAR 101)

 1976年発売(製造終了) 21,000円

 1970年代のBCLブームをソニーとともに築いたパナソニックですが、私自身はあまり使うことがありませんでした。ところが、数年前友人から、上記機種の永久貸与(?)を受けてから、俄然、このラジオのファンになったところです。とにかく音がリッチであること。これにつきます。もちろん、この音に好き嫌いはあるはずで、鼻の詰まったような「ハナクソニック」なサウンドなどとコテンパにこき下ろすOMさんもいますし(うーん、凄いコメントですねぇ。非常に的確デス!!)。が、昨今のラジオでは決して味わえない豊かな(多少人工的に強調気味ではありますが)中低域に、心が安らぎます。特にこれで、ジャズでも聞いた日にはもう・・・・。

 というわけで、我が家ではソニーのスカイセンサーとならんで、70年代的音を未だに部屋に届けてくれる愛機であります。

 


 
日立
 

KHーWS1

 1999年発売開始
(日本向けには発売されていませんが輸入品扱いで手に入ります。30000円弱で販売されています。)

 衛星デジタル放送、WorldSpace を受信するための受信機ですが、同時に短波放送、中波放送、FM放送(北米バンド)が受信できます。かなり大きな筐体で旅行などの持ち運びは不便ですが、衛星デジタル放送は信じられないくらい簡単に受信できます。また、短波放送も十分実用になる感度です。ただし、周波数のアップ&ダウンなど、やや反応の遅さが気になります。音質はどちらかというと筐体を活かしたリッチなサウンドで良好です。


 
ANDO(FUZE
 

AR−109

 上記の名前を中心に様々な名前で売られている中国製の「怪しい」短波ラジオです。ディスカウントショップなどでは、だいたい2〜3000円くらいで売られています。旅先で盗まれても惜しくないようなラジオが欲しいという場合にうってつけかもしれません。機能的には上記ソニーの ICF-SW22 と同程度ですが、性能はちょっと落ちます。特に製品によるばらつきが大きいらしく、私自身も故あって2台購入しましたが、受信の感度など、同じ製品とは信じられないくらい相当に異なりました。そのあたりのリスクの覚悟も必要でしょう。



周辺機器


JPS ANC−4  $169.95

 ノイズキャンセラー 
 (現在は TIMEWAVE 社から200ドル前後で販売されています)

 アメリカ製の機械です。生活ノイズに悩まされている人に便利なモノです。ロッドアンテナを使ってノイズを探り受信。その逆位相を作り出して受信機に送り込むことで、結果的にノイズを減衰させるという装置。飛行機などの中で静かな環境を作る「ノイズキャンセラーヘッドフォン」の「電波版」ですね。ノイズを選び、また操作がやや煩雑ですが、うまくいけば、かなり劇的にノイズが消えて、放送が浮かび上がります。実際の効果を聞いてみたい場合はこちら(ノイズのある状態から、キャンセラースイッチオンまで。注:387KBのWAVEファイルです)



参考 1


 KAY2は趣味でアマチュア無線をやっています。昔のOM(ベテランDXer)さんたちは「無線機はBCLに向かない」などと言っていたのものですが、昨今の機種の中には短波放送の受信に適したものもあります。無線の資格を持っている人は無線機でラジオを聴くのも選択肢の一つです。ただし、HF(短波帯)の無線機は値段が値段だけに入門用とはなり得ませんが・・・。
 また、短波受信機の一番の武器、同期検波回路を搭載している機種はありません。そのぶん、SSB機能が強力ですから、それを使えば問題ないのですが。
 いくつか、ここに使用感をあげておきます。



アイコム

IC−706MK2

 1998年発売 144、900円(製造終了)

 アイコムが車載用のコンパクトな無線機として投入した人気機種です。コンパクトでありながらHFからUHFまでをカバーする技術力は凄いものです。現在では液晶がカラーになり、より多機能になった後継機種、IC−7000(176、400円)が出ています。
 中波から短波まで、アンテナさえしっかりとつければかなりの受信性能です。事実、25メートル長のT2FDアンテナをつなぐことにより、以前、全国の灯台放送をすべて受信することができました。
 ただし、音質はやや淡泊で固めに感じます。長時間のリスニングにはちょと不満。


IC−756PRO2 

 2001年発売(製造終了) 358、000円

 長年アイコムのフラッグシップ機だったシリーズです。さすがにこのクラスのHF専用機(50MHzもついていますが)になると至れり尽くせりの機能が満載です。特に役に立つのは、バンドスコープ。どの周波数に放送がでているのか、一目でわかります。
 また、デュアルウォッチ機能では、完全に二つの周波数を同時に聴くことが可能です。
 音質も悪くなく(とはいえ短波専用機の一部のようなリッチな音は望めませんが)、フィルターも様々に選べ、何一つ不自由なく、短波放送を聴くことができます。
 現在は後継機、IC−7600が出ています。



八重洲無線(現バーテックス・スタンダード)

FT−757SX
 
 1980年代

 古い無線機で中古ショップで購入しました。
 HFの受信性能は悪くありません。ただし、音質がかなり疲れるものです。耳にガツンとくる感覚で、長時間のリスニングは厳しいものあります。


FT−847

 1997年発売(製造終了) 210、000円

 HFからUHFまでをカバーした無線機。DSPがウリです。フィルターを別に買うことなく、バンド幅を自由に変えられます。これは便利。しかし、短波放送を聴くには音が少々堅すぎて・・・というわけで、あまり短波受信には向いていない機種だと思いました。これってもしかして八重洲の特徴なのでしょうか?


VX−5&VX−2 
写真はVX−5
 1998年発売  49、800円

 
 どちらも超小型のハンディ機ですが、スペック上はHF受信をカバーしています。遊び心でロングワイヤーをアンテナに取り付けて聴いてみたら・・・ちゃんとBBCが受信できるじゃないですか!びっくりです。混信に弱いなど実用性は今一歩ですが、それなりに受かるという事実に驚愕しました。



参考 2

 オークションで古いBCLラジオを手に入れた!スイッチを入れた・・・あれれ、鳴らない!
 あるいは、古いBCLラジオを押入から出した。30年ぶりにスイッチをいれたら・・・あれれ、鳴らない。
 そんなあなたに朗報です。古いBCLラジオ(特にSONY)の修理を適切な価格で実施して下さるお店が現れました。相談されてはどうでしょう?過去、KAY2は何度もこのお店にお願いして古いラジオをよみがえらせていただきました。ただ、個人でやっていらっしゃっている関係で、ある程度の時間と機種によってはかなりのお金がかかることは納得の上でお願いすることをオススメします。

 ハイソニックテクニカル  http://hsthp.hp.infoseek.co.jp/bcl/bcl.html

 

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