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手術2ヶ月前 2 手術の値段
で、そのA大学病院。さすがにブランドだけあって、手術の値段がとても高いのです。両眼で約60万円(一昔前に比べればずっと安くなっているのでしょうが)。もう一つ心の中で候補にあげている老舗のC眼科もそうです。一生に一度の手術、しかも大事な目に関するものですから値段はいとわずにやりたいところなのですが、肝心の「壁」が残っています。我が家の財務大臣の許可をまだ得ていなかったのです。そこで、おそるおそる話を持ちかけてみると・・・。
「だめだめだめ!!!そんなお金ありません!!!やるなら自分でへそくりをためておやりなさい!!!」とけんもほろろ。そんな「へそくり」なんてありまへんがな・・・。
で、ある日、そのC眼科のサイトに驚くべき告知が。「イントラレーシック、両眼で18万円に値下げ」。読んでみると病院間で繰り広げられる値下げ競争についに対抗せざるを得なくなって、今回の値下げを行うとの説明です。文面からはかなり悔しそうな雰囲気がにじんでいます。「こうした特別に安い手術費用を実現するために、従来、米国食料医薬品局FDAで1位のエキシマレーザー、テクノラス217Z.100を用いていましたが、軽度近視の対応を増やすためにFDAで2位にランクされているエキシマレーザー、アレグレットを新たに導入いたしました。」というなんだか深読みすればこちらの不安をあおるような説明。安いのは嬉しいけれど、安い価格を実現するために人気の落ちる機種を使うともとれるこの文面はなんだか患者の気持ちを逆なでだなぁ・・・と思います。
でも、待てよ、レーシックっていったいいくらが適正価格なの?
あるサイトの説明によるとレーシックの先進国米国やカナダなどでは10万円から20万円で落ち着いており、早晩日本もそうなるだろうとのことです。すると、今回のB眼科が打ち出した価格はおおむね標準範囲に落ちてきたということです。一方、B眼科はその説明では「例えば、米国ではイントラレーシックは60万円から80万円」としています。どっちが本当???
いずれにしても日本ではここしばらく価格競争が激化してきて、20万円台から10万円台におちてきたようです。
さて、それでも安心の大学病院は60万。どうしましょう?
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