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手術5ヶ月後 やっと謎がとけた!
五ヶ月目の検査。前回の検診以降、右目の状態は全く好転していません。
夕方17時半に予約していたのでBクリニックに入ります。
再診の待合室は自分の他には2人だけです。予約を取ったのはもう4ヶ月前。そのときには院長のEドクターを指名したのですが、まだ先生の予定が立たないと言うことでした。果たして、先生に診てもらえるのでしょうか?
まず検査です。角膜の形状、そして超音波、さらに視力検査です。
視力検査は苦手です。見えるのか見えないのか、はっきりとしない場合、あるいは、一瞬見えたつもりになり、その後見えない場合、どうするのか・・・。
今回はとにかく、自信のないものはできるだけわからないままにしておこうと思いました。その結果・・・。
両目:1.5
右目:0.4
左目:1.5
という相当なガチャ目となりました。
途中レンズで矯正したのですが、なぜか残念ながらあまり良くは見えません。輪っかが2重に見えてしまい、例えば、右か左のどちらかが開いているはずなのに、両方開いているように見えてしまうのです。
検査が終わり、再び待つことしばし。制服を着た女性がやってきます。「KAY2様、Eをご指名ですね。まもなく処置室から出てくると思いますので、もう少々お待ち下さい。」
次から次へと行われる手術で忙しいのでしょうね。
それでも20分ほどの待ち時間でドクターと対面することができました。
なかなか男前です。そして声もよく通り、何よりも言葉遣いをはじめとして、対応がきちんとしています。今までのドクター達とはかなり違います。正直、「ほっ」としました。
で、彼の方から、さきほどの検査のデータを示しながら、左が0.00で完璧。右が−0.75とやや近視の結果になっているものの、視力検査で0.4という数字になるのは、大きすぎ、他に何か原因があるとしか考えられないとのことでした。
そこで、眼底検査をすることになります。瞳孔を開く点眼をして、待つこと15分、その後、強い光を当てられながらぐるっとゆっくりと目を回してチェックしていきます。
結果・・・。
Eドクターの見立ては驚くべきものでした。
「以前、初診のときにBドクターからブドウ膜炎と網膜剥離が指摘されたと思うのですが、それと関係して、KAY2さんの右目にはかなりはっきりと白内障が出てきています。左にもありますがこちらは年齢に応じた程度のもので気にする必要はありません。しかし、右は老人性ではなく、おそらくブドウ膜炎の影響によるものです。これからさらに進行し、やがては手術が必要になると思われます」
白内障は高齢者のよくかかる病気で、眼の水晶体が白濁し、最終的には見えなくなってしまう病気です。ただ、最近では治療方法が進み、簡単な手術により眼に直接レンズを入れることで視力を確保することができます。
しかしまさか白内障とは思わず、ビックリしますが、それなりに説得力のある話ですし、院長であるEドクターはとにかく理路整然と話されるので反論の余地はありません。
「白内障が進むって、数年とか、そんな早さで進むんですか?」
「右目の場合はそうです。おそらく2年とか3年で手術が必要な状態になり得ます。それまで3ヶ月に1度程度こちらでチェックしましょう。その後、時期がくれば手術をしてくれる病院に紹介状を書きますから。」
うーん、想定外の出来事でした。ま、一つだけ疑問をあげれば、以前診てもらったG眼科のCドクターからは「ブドウ膜炎ではないと思いますよ」と言われていたので、この点だけがちょっと気になります。ただ、ブドウ膜炎ではなく網膜剥離を一度やっています。網膜剥離も白内障の原因になるそうですから、それが原因かもしれません。
当面様子を見ますが、それにしてもショッキングな結論でした。
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