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018 病室にもう一つの窓を デジタル・フォト・フレーム
〜SONY DPF−V700〜

2009年5月29日

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すっきりとしたデザイン。視認性も抜群です。
 


こんな便利なものがあったとは!

電器製品については結構いろいろと興味があるKAY2ですが、この製品のことはほとんど気にとめていませんでした。一、二度雑誌などで読んで、知ってはいたのですが「こんなモノ誰がどうするの?」ってな感じで興味をそそられていなかったのです。我ながら想像力の欠如ですねぇ。KAY2、製品開発には向かないかもしれません。

実は1週間に1度、体のことでお世話になっている医療関係の方がいらっしゃるのですが、その方が「KAY2さん、電器製品に詳しそうなので教えて欲しいのですが、デジタル・フォト・フレームっていま価格はどのくらいなんですか?」と尋ねられたのです。

「え?」という感じで、しばし絶句。「デジタル・フォト・フレームってどんなんでしたっけ?」

そこで彼女に詳しく聞かせてもらいました。見た目が写真立てなんだけれど、実は液晶画面で、デジカメの写真を表示できる。しかも本体メモリーなどもあり、何百枚も保存でき、表示もスライドショーにもできるし、一枚だけを表示することもできる。もちろん、SDカードやメモリースティックなど外部メモリーも使える・・・。

それまで興味を持っていなかったKAY2ですが、その頃父親が入院中だったためにピンときちゃいました。「お、これはいい!」

病室って結構殺風景なんですよね。もともとあまりテレビを見ない父親だったので、ラジオを聞くか雑誌を読むかそんなことしか時間をつぶすことができません。せめて、何か目を慰めるモノがあればなぁ・・・と感じていたんです。

デジタル・フォト・フレーム、いいじゃないですか。これに何百枚も写真をつっこんでおけば、相当心の慰めになるはず・・・。

すぐにインターネットの「価格コム」で情報収集、さらにいつもKAYSが電器製品を買うヨドバシカメラで実機を見ます。

価格帯、1万円前後から3万円程度のものが主流。

大きさも7インチあたりが主流。

写真以外にカレンダーや時計を表示させることも可能な機種が多い。

さらに、液晶もずいぶんきれいな機種が多いです。さらに、ビデオ再生や音楽再生ができる機種も・・・。

電気代もずっとつけっぱなしにしていても月に数十円ですんじゃうんだそうです。エコですねぇ。

いやぁ、驚きました。

で、いろいろ検討した結果、SONYのDPF−V700に決定。2万円台で手に入れることができました。

箱をあけて驚きます。箱の中にもう一つ、白いシンプルなデザインの箱が入っています。どうも、プレゼントなどでこの商品を使うときにはこの内箱で渡すといいという配慮のようです。実際、この商品、贈り物などでたとえばおじいちゃんやおばあちゃんに孫の写真を入れて送るなどの用途で買われる方も多いようです。冒頭の方もそうしたいということでお話をされていました。さすがSONY。かゆいところに手が届きます。

さらに、スイッチを入れてみると、うわぁ・・・、液晶、かなり輝度があって、非常にきれいです。これはヨドバシの店員さんもいっていましたが、ここまで輝度のある製品は他社製品ではそれほどないようです。でも、実際に部屋に飾って、遠くからでも見るためにはこれくらいの輝度は必要。他社ではFUJI FILMが輸入販売している「テクタイト」という会社の製品が拮抗するくらいと言っていました。

また、画面下にSONYのロゴがあるのですが、なんと、これ、本体への刻印ではなく、電子的に表示してあるので、設定で消すことができるんです。この小技にも涙が出そうなくらいに感動です。

というわけで、さっそく家族旅行の写真、数百枚を入れて、スライドショーを始めてみました。スライドショーの間隔も3秒から始まって、結構いろいろと選べます。

それにしても・・・液晶きれいです。

唯一、視野角が上下には狭いことが残念なくらいでしょうか。下から見ると結構、ツライものがありました。ま、製品の性格上、そんなに下から見上げるモノではないので大丈夫でしょう。ただ、病室で、ベッドからサイドテーブルに置かれたフォトフレームを見あげる場合は・・・。これは実際に試してみないとわからないです。が、スタンドはよくできていて、直角に立てることもできますから、それでしのげるかもしれません。

あ、そうそう、電気代がかからないからっていつもつけっぱなしにしていると、液晶のバックライトは寿命があるそうで、20000時間ほどしか寿命は保証されていないそうです。ということは単純計算で2年ちょっとですねぇ。

ま、そういうものだと割り切っておくことも必要かもしれませんね。

でも、いい買い物でした。

病室でスイッチを入れていると看護師さん達が話しかけてきてくれて「え、これどこですか?」「うわぁ、きれいな眺めですね」「色々とご家族で旅行なさっているんですね」などと会話が弾んだようです。うれしそうに母親が報告してくれました。




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