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08 2度目の大腸憩室炎 2 救急外来へ


4日目

泊まりこみでの勤務の日付がかわるころから、痛みが間歇的になってきました。もはや、疑いようはありません。憩室炎です。時折、波のように下腹部に強い痛みが襲います。強烈です。まだ、手で押したときの圧痛はないので、ごくわずか、憩室炎でないことを祈っている自分がいます。いざとなったら、最後まで仕事をがんばり、その後自宅まで戻り、救急のあるA病院か、B病院に駆けつけるしかないかなぁと思い始めます。前回の憩室炎のときにドクターから言われていました。もしも同じような症状が出たら直ちに絶食し、持っていれば抗生剤を飲み、そして大きな病院の救急に駆け込みなさいと…。憩室炎は重くなれば命に関わります。

結局、朝まで数分おきに強い腹痛におそわれ、その頻度も増えていきます。仕事の山場でもこらえます。また、体も明らかに熱っぽい様子。かなり進行してきました。このままではやばいなぁと、遅まきながら午前5時に1回目のシプロキサン200mg(抗生剤)とビオフェルミンを飲みます。どちらも前回の憩室炎が治ったときに「もしも」を考えて数日分とっておいたものです。

ああ、こうなるとある程度想像できたのだから、昨夜のうちに飲んでおくべきだった!昨夜、夕食は止めておけばよかった…。後悔ばかりです。いや、後悔だけではいけません、今後の教訓にせねば。

幸い、仕事仲間の配慮で、仕事を手伝ってもらい助かりました。その仲間、後で教えてくれましたが、彼は腎臓の石持ち。2年に一回、かならず石で苦しむそうです。その彼だから、この苦しみをわかってくれたのかもしれません。

便は結局朝まで、下痢のものがごくわずか出ただけでした。ごくわずかでも出てうれしかったけれど…。

めったに乗ったことのないタクシー、こう言うときには使っていいと我が家の財務大臣であるKAY1からは許可をもらっています。そこでタクシーに乗り込み自宅に。で、こういう辛い時に限ってお話好きの運転手さんにあたるんです。前回の大腸憩室炎のときもそうでした。運転手さん、なぜか「最近身の回りで亡くなる人が多くてねぇ…」に始まりガンやいろんな病気についての講釈。普段はいいのですが、こういう時は苦痛ですねぇ。「そーですか」「はぁ」と、ひたすら相づちをうつKAY2でした。

20種類くらいの病気について講義を受けてやっと開放。家に帰り着きました。

体をエビのように曲げつつ、それでも意地でシャワーを浴び、そしてしばらく仮眠。案の定、眠れません。徹夜仕事のあとなので、眠いのは眠いのですが、痛みが来る度に目覚めてしまいます。それで結局4時間ほど寝たり覚めたりを繰り返し、結果、あきらめます。起き上がりKAY1に「ね、救急行こう。タクシー呼んで!」

病院をどこにするかも大きな問題です。KAYSの周りには3つの大きな救急指定病院があります。その中でどれにするか迷ったのですが、KAY1によるとA病院がいいのでは…とのこと。そこで、電話で尋ねてもらいます。どうやら、タクシーで押しかけて、見てもらえそうな雰囲気です。

身支度を調えながらすぐにタクシーを呼びます。2週間後に長期の出張を控えているので、入院したくないのが本音です。ドクターにもそう主張しようと思います。が、症状によりけり。イザということも考え、最悪病室で多少の連絡はとれるように持って行くモノを決めます。大腸憩室炎を持つ以上、こうした入院時の持ち物リストなどは作っておいた方がいいかもしれませんね。

で、タクシーに乗って病院に。今度の運転手さんもなぜか病気の話!今日は一体どうなっているのでしょうか!?ま、行き先が病院だからでしょうけれど…。幸い、今度の話は明るい話だったのでよかったのですが…。降りる間際に運転手さん、

「で、お見舞いですか?」

「いや、私が急病人でして…」

運転手さん、しばらく絶句していらっしゃいました。うーん、苦悶の表情はバックミラーでは見えなかったのかな…。

13時、A病院に到着。


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