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049 自宅ベランダで大阪風串カツ祭り!
「ベラ串」&「庭串」のススメ

2013年 8月 7日

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こちらがKAYSの大阪風串カツ祭り全景!



【はじめに】


大阪風の串カツが大好きなKAYS。いえいえ、旬な高級素材をテーブルに置かれた様々なソースや香辛料でいただく贅沢な串カツじゃなくて、立ち飲みのあのチープな串カツ。そう、ソース二度漬け禁止の方です(大阪の串カツ、高級バージョンと大衆バージョンの2種類があるのです~知り合いの関西人談)。

なんで大阪に生まれへんやったんやろ…と妙な大阪弁で考えてしまうほどKAYSの二人は大阪の串カツが大好き。

東京でも大阪風串カツの味を求めてさまよい、例えば、田町の「たけちゃん」、幡ヶ谷の「名代」とたびたびお世話になっているKAYSです。これほど好きだから、本当は自宅で食べたい!と思うのですが、KAY1の厳しい反対が。「串カツ、大好きだけど、揚げ物は家ではしないで!台所や部屋が汚れるでしょ!」と言うのです。ドイツ人みたいに清潔好きのKAY1ならではの主張です…。

そうして数年我慢してきたのですが、ある時、ふと気がつきました。

屋内でなければいいんだ…。

幸い我が家には猫の額ほどのベランダがあります。そーだ!ベランダに出て、そこで串揚げにすればいいじゃないか!でも、油の鍋をどうする?お、電気のフライヤーがあるじゃないか!!

というわけでとんとん拍子で第1回、ベランダでの「大阪風串カツ祭り」の開催となったわけです。(我が家ではいつもと違う食事の場合、「~祭り」というふうに勝手にイベント化して盛り上がります。おめでたい夫婦です)KAY1もしぶしぶ許可してくれました。

その辺のことはブログにも書きました。こちらをご覧ください。

で、この夏、雨の降らない限り毎週のように行っている「ベラ串」(と、ブログをお読みのmickey tanさんから命名していただきました。「机上の食う論」という素敵なブログを書いていらっしゃいます。mickey tan さん、「庭」串、無事にデビューされましたか?)、回を重ねるごとにノウハウが。「
大阪風串カツ祭り~11のヒント」、一挙公開です!


【1.体のためにオリーブオイルを使う】

ちょっと贅沢なのですが…。悪玉コレステロールが気になるのお年頃(平たく言えば年取った!)。中年にもなるとやはり油は気になります。そこで、フライヤーにオリーブオイルを使ってみました。コストが高くつくので西友の一番安いもの。約400mlで300円台で購入できます。こちらを利用してみたところ、味わいもさっぱりとしています。カロリーはサラダオイルと一緒で高いですが、何よりもお医者さんによると、オリーブオイル、体に悪いことは何一つない油だそうですから…。串カツをたべて健康になろう!


【2.飛び散る油の処理に、ビニールのシートかラップをテーブルに敷く】

これもちょっと贅沢ですが…。当初は新聞紙をテーブルの上に敷いてみましたが、見栄えがよくないばかりか、油を吸い取り、木でできたテーブルにしみこんじゃいます。こりゃマズイというわけで、ダイソーで売っている昔懐かし、ビニールのお弁当風呂敷(5枚入り100円)を敷いてみました。悪くないです。でも、ダイソーが近所にない…という場合は、ラップ。クレラップを敷いてみると、さすが、油が飛び散っても、全く溶けず。丈夫です。


【3.ソースを入れるにはやっぱりスチールのバット】


最初は深底の湯飲み茶碗を使っていたのですが、雰囲気が…。あの大阪の串カツ屋さんにある金属のバット。東急ハンズに行ったらありました!業界で定番と言われるクローバー製の深皿バットの一番小さなもの。これがソースを入れるのにぴったり!我が家は二度漬けOKですが、それでも、この雰囲気がたまらないですねぇ…。ついでに、油切りのバットも用意。おぉ、いよいよ立ち飲みやさんの雰囲気じゃん!


【4.串と人生、細くて長めのほうが良い(何のこっちゃ!?)】


左の13cmよりも右の15cmがメリット大。

西友で売っている串、長いものと短いものがありますが、圧倒的に長い方がいいです。そう、長い串の先にちょこっと具材をつける。アンバランスな上、贅沢に見えますが、短いものとくらべ、油が飛び散っても手にかかるリスクが少なくなります。安全をとりましょう!そして串は洗って再利用…。


【5.素材は肉も含めて串を横に刺すのではなく、縦に】


ササミもロースも縦!縦!縦!

そう、意外と見落としがちの点です。大阪風を目指すなら、素材は横にではなく縦に。その分、1本あたりの材料が少なくてすむという経済的な理由もありますが、なんといっても見た目。これでなきゃ立ち飲み風じゃない!肉は薄くスライスするのが大阪立ち飲み風。その方がカラッと揚がった感じがgoodです。もちろんゴージャス感を味わいたいなら太目にスライス!


【6.素材の種類は次第に絞られる…】

最初は色々と欲を出して試すんですよ。でもね、例えば、エビは下処理が面倒だからやめ。ウズラの卵も茹でるのが面倒だからやめ…なんて面倒くさがりのKAYS、いつのまにか、本当に好きな素材に限られてきました。現在は、豚ロース、鶏ささみ、魚肉ソーセージ、玉葱、椎茸。以上5種類だけ!で、玉葱や魚肉ソーセージは比較的素材を選ばずどんなものでも美味しくなりますが、他のものは素材勝負。驚くほど味が違ってきます。そこだけは贅沢をしましょ。


【7.やっぱ、キャベツでしょ。】


こうして切ることもあれば、丸ごとのことも…。

サイドディッシュは?いえいえ、串カツがあればサイドなんて…。でも、やっぱり大阪立ち飲み風に、キャベツを切って洗ったもの。これに限ります。しかも、2分の1玉か4分の1玉、でぇ~~~んと皿にのっけて、それでおしまい。超手軽!串カツの合間にさっぱりと油を流してくれるキャベツを手でちぎりながらいただきます。二人で半玉いっちゃいます。


【8.ソースは決定打のレシピが…】

これは何と言ってもイルロッソさんがクックパッドで公開してくださっている「串カツソース・大阪じゃんじゃん横町の味!」レシピ。これは最強です!でも、知らなかった…ウスターソースを水で薄めるとあの味になるんですねぇ…。(もちろん単なる水増しでなく、他の調味料も加えるからあの味になるわけです…大阪の名誉のためにひと言)


【9.ビールは生でしょ】


そして串カツに合うのはビール。それも生ビール!!我が家に古くから伝わる(!?)スーパードライのホームサーバー(炭酸ボンベ付き)。それに使う2L缶や3L缶は割高で敬遠する方も多いですが、昨今はインターネットの通販で安く手に入ります。いい時代になりました。それをこれまた真空二重構造のスチール・タンブラー(こちらの記事に以前書きました)で飲むと…屋外でもずっと冷たいまま!


【10.パン粉は細かく砕く】


こうしてもむのが一番楽。それも面倒なら、初めから細いパン粉を買う!

大阪風串カツ、細かい目のパン粉が特徴。これ、市販の普通のパン粉を買ってきて、ビニール袋にいれたものを手でもめば細かくなります。その労力が面倒!という方はやや割高になりますが、細かい目のパン粉も西友などで手に入ります。細かい目だからこそ、バットのさらさらソースに浸けたときの感触が良いのです。


【11.ソーセージは誰が何と言っても魚肉!】


ソースとベストマッチ!

これも大阪風のポイント。間違ってもシャウエッセンなどを使ってはイケマセン。普通のスティック状の魚肉ソーセージ。そのビニール皮をむいて、1/3に切って串に刺す。これがいいのです。お肉と違って、独特のさっぱりした味わいがソースやビールにベスト、いや、ボン・マリア~~~~~ジュ!!

と、まぁ、こんなところが我が家の串カツのポイント。

皆さんも自宅で「大阪風串カツ祭り」、ぜひどうぞ!友人との集まりなど、バーベキュー代わりにもいかがですか?


はい、カラッと揚がりました!





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