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PART 9 帰国


6月24日(土曜日) 天気 曇り

今回の旅行もいよいよ最終日になりました。朝9時に起床。荷造りをして、ロビーでベルさんにクイック・チェックアウトの用紙を渡して、タクシーを呼んでもらいます。空港まで40ドル程度。で、エアラインを聞かれます。ターミナルがエアライン別に分かれていて、しかも、相当離れているらしいのです。


KAY1は「帰りたくない・・・」と、ずっと窓から外を眺めています。

高速道路も空いており、わずか20分ほどのドライブで空港に到着しました。別のターミナルでは拡張工事を行っているようですが、自分たちのターミナルからはずいぶん遠いようです。下手して間違ったターミナルに行くと、これは相当不便そうです。昨日の新聞記事が思い出されます。

チェックインで並んでいたら、前の家族連れのお客さんはなんと段ボール箱を7箱もチェックインしています。行き先はフィリピンのダヴァオとなっています。係員がフーフー息を切らせながらチェックイン作業をしていますが、こりゃ大変ですねぇ。私たちの番になり、今回はデトロイトから成田行きの便の座席の指定を試みてみます。なんと、係りのオジサンはディスプレーを見せてくれて、どれにするか選ばせてくれるじゃありませんか。本当にいいのぉ?と思いつつ、しっかりと、一番後ろの4列の2席を確保しました。これで、トイレは心配なし。ちなみに、NWのジャンボではこの席は67列のF&Gとなっていました。でも、あとで乗ってみて気づいたんだけれど、その前の66列は窓沿いは3席でなく2席。これをねらうのも手ですねぇ。ちなみに、66のA・BとH・Kです。ただ、一つ欠点が。この席はゆっくりと休みたい人たちには不向きです。何せトイレの前ですからひっきりなしに人が現れ、とくに、混雑時には、かなりうるさい状態にもなります。ちなみに、今回は日本との時差を考慮して、僕らは帰りは一睡もしないで帰る魂胆でした。そのため、かえって好都合なわけです。
 
さて、チェックインした荷物を抱えたまま、アメリカ入国審査。トロントですでにアメリカの入国審査をすませてしまうというシステムです。いやな予感は大正解。ここでも別室送りとなりました。いやになっちゃいますねぇ・・・。しかも、こちらでは待ち時間が1時間も!僕らの前にはいかにも何かいわくありげな入れ墨ばりばりのお兄ちゃんもいれば、ふつうのビジネスマン風の中国系のおにいちゃんなど、合計5人しかいなかったのですが・・・・。なぜか待ち時間が長いのです。やっとのことで部屋に呼ばれると、「仕事は?」「5年前の出国の記録は?」とわずか30秒の問答で「ご苦労さん」。あーあ、これがこれから毎回アメリカ入国の旅に繰り返されるってわけですね?いい加減にして欲しいです。まるで「アメリカにもう2度と来るんじゃねぇよ、ベイビ」ってな感じですかねぇ、これは。こちらも「2度と来てやるかよ!」と気分はまたもや嫌米。(ま、飛行機恐怖症となった2008年現在では行きたくとも行けませんが)

荷物をコンベヤに預けて、ゲートに向かいます。もう出発まで1時間あまり。チキンスープとパンの食事をとって、NW469便、デトロイト行きに乗り込みます。上空から見下ろすと、トロントの郊外には、大きな工場が並んでいます。「大きな」と書きましたが、これが本当にバカでかいのです。日本では見たこともない大きさです。それが、次から次へと現れてきます。立地には困らないだろうなぁと思います。これだけ広大な土地があり、目の前には湖があり、水にも困らないのです。これが、アメリカに入り、デトロイト近郊も同じ状況です。フォードの広大なテストコースも見えます。やっぱり、こんな国、敵にまわしたら・・・いけませんねぇ・・・と心の中でつぶやいてしまいます。


デトロイトでは、乗り継ぎは実にスムーズでした。到着したDゲートから、目指すFゲートまで、徒歩でも10分弱。KAY1はドルを持っていないため食事ができないと、恨めしそうです。どうせ、乗ったらすぐに飯だぜ、ベイビ。とアメリカに入ったせいか、なぜか、マッチョにつぶやいてしまいます。

乗り込むと、往路の時のスタッフの雰囲気とは全く違い驚きます。実に静かできびきびしています。チームによって全く違う雰囲気なのがおもしろいですねぇ。ちなみに、席は満席とのこと。アメリカは夏休みですから・・・。

12時間弱のフライトで予定時刻を30分早く成田に到着しました。余裕で予約しておいた成田エクスプレスも一便早めて乗り込むことができました。

東京は曇り。梅雨寒の天気で、涼しい国から帰国した我々にも違和感はありませんでした。

総括ですか?うーーん、旅は人生。山あり谷あり・・・・。KAY1は?「うーん、満腹との闘い。」(爆)

以上が2000年夏の贅沢三昧、カナダ旅行(カナダ大陸横断鉄道の旅)の顛末でした。長い長い記録を読んでいただき、ありがとうございました。m(-.-)m


トロントのホテルでお詫びにもらったぬいぐるみ。トロン娘(こ)ちゃんです。一緒に帰国しました!







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