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第1部 現実をみつめよう
04 中途半端な過去の成功体験


その中途半端な体験はこういうことです。

あることがきっかけで、それまでの食生活を変えたことがあったんです。そのころは、夜の仕事をしていました。そして、夕食は職場で出されるものをとるため、毎日一定量のカロリーをそこで摂取。それから深夜帰宅して夜食。たいがい、ビールかワインと一緒です。それから明け方に就寝して、昼頃起床。近所の定食屋さんで昼飯を食べて職場に・・・。いかにも体に悪そうな生活です。気付くと「ふつー」だったはずの私の体重は、標準体重を数kg超えてしまいました。

そんなある時、たまたま読んだ本に感化を受けて食生活改善を試みます。その本では「人間はもともと肉を恒常的に食べるようにはできていない。野菜と穀物で十分だ」というのです。

夕食は職場で決められたものを取るので変更はできません。もっとも、プロの栄養士さんが健康を考えて作っている食事なので、栄養価だけでなく、カロリーも過不足無く考えられており、これはこれでありがたいのです。問題は帰宅後にとる晩酌と夜食。これをやめれば話は早いのですが、自分が無類の酒好き(ビール&ワイン)とあっては、やめるのは無理。そこで、それまで衣タップリの揚げ物などのつまみを用意していたものを、大量にはとれないピーナツやビーフジャーキーなどに変えます。

さらに、昼、それまで近所の食堂やチェーン店で定食をとっていたものを止め、自分の家でニンジンなどの野菜。それも生で、ドレッシングなど一切かけないものを毎日とるようにしました。

数ヶ月ですっかり効果が出ました。標準体重に戻ったのです。

しかし、毎日の昼の味気ない生野菜(ニンジンやキュウリ、大根をただ、切ったモノ)が結構つらく、その後しばらくして止めてしまい、元通り近所のお店の定食に戻しました。おまけに夜食の酒のつまみもいつの間にか揚げ物に・・・。あっという間に体重は元にもどってしまうどころか、より増えちゃいました。リバウンドです。

その後、何度か、思い立っては、ジョギングなどをしてみたりするのですが、運動不足の「やわな」足では20分走っただけでマメができたりして(情けないですねぇ)、結局運動は長続きしませんでした。もともと運動嫌いの自分です。無理なんです。

でも、その時の経験、全く意味が無かったわけではありません。教訓を得ました。

1 酒はやめなくとも痩せられました。ただし、つまみが問題でこれは変える必要(揚げ物をやめる)はありました。(もちろん大量飲酒はいけません。酔っぱらうと判断力と自制心が鈍り、すぐに食べ物を求めてしまいますし、アルコール依存症の危険もあります)。

2 昼(昼に起きる自分にとっては朝)に定食をとり、その後、夕食、深夜食ということで、1日3食きちんと食べていたのはやはり、カロリーが高すぎたことがわかりました。3食べないで2食にする方法を考えた方がいいかもしれませんねぇ。つまり、自分にとって朝食である昼を食べないとか・・・。

その後、順調に体重は増え続け、10年もたつと標準体重を10kgも超えてしまいました。

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