11.保険について
もしも保険に入っているのなら、特約条項を見てみましょう。
白内障の手術、前述のように「単焦点」レンズの手術の場合は通常の「健康保険」の適応となります。従って、個人負担金は3割負担の場合、4万円〜8万円程度になります。しかも民間の「医療保険」に入っていて、申請すれば、保険会社によりますが、その負担金の全額分、もしくはそれ以上が支給されます。
KAY2が受ける「多焦点レンズ」は「健康保険」は対象外。しかし、手術の前日になって「医療保険」のことを思い出しました。医療保険なら多少の支給はあるはず。そーだ、あれって保険会社から送られてくる診断書が必要。ということは、これから保険会社に請求し、それが届いて医師に渡すわけで、ホントは1週間くら前にお願いしておけばよかった!と気付きます。
で、電話をかけると、書類が届くのは明後日以降。ということはドクターにお願いできるのは1週間後検査の時。さらに、それを受け取るのは先になりますねぇ。もっと早く気付けばよかったです。
で、保険会社に電話でお願いするのですが、その際に、オペレーターさん、ちょっと嬉しいことを教えてくれました。
保険給付金、実はレーシックの時に一度受け取っており、その額が75、000円ほどだったんです。で、保険会社が発行している給付案内を見ると、通常の白内障の手術は同額の75、000円となっています。(ちなみに1回の手術で給付される額です。両目を片方ずつ3ヶ月以上かけて別々に手術すると2回分支給されます)
ところがKAY2の受ける多焦点レンズの手術は前述の通り「健康保険」が適用されませんので、片目だけで個人負担金が50万円近くかかります。ただ、受ける病院が先進医療の指定を厚生労働省から受けているので、一部、費用の「基礎的部分」については「健康保険」対象というちょっと複雑なことになります。その結果、個人負担金は少し減って30数万円程度になるのだそうです。で、「医療保険」で75、000円が支給されれば30万を切る額の負担。
で、念のために保険会社の人に電話で確かめたところ、なんとありがたいことに手術を受ける病院が「先進医療」の指定を受けている場合、特約でその給付金があるというのです。値段によりますが、先進医療特約だけで10万円くらいにはなるはずとのこと。少し嬉しかったりします!
つまりこの保険の場合、算定の基礎となる「給付金額」が日額5、000円ですから、まず白内障手術で15倍。つまり、75、000円。そして先進医療給付が20倍で100、000円。あわせて175、000円が戻ってくることになります。最終的な実質負担額は10数万ということになります。ありがたい!!!
というわけで、実は多焦点レンズ手術での病院選び、「先進医療」の認可がされているかどうか、この点も見てみるといいですね。
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ご注意:
この体験記の中に登場する医師名と病院名はイニシャルではなく、レーシック体験記から登場順のアルファベットです。
また、医学は日々進歩しています。ここに書かれたことは2010年春現在の記録です。その点、ご注意下さい。
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