FAQ レーシックに関するまとめ

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長文の記録をお読みいただきありがとうございました。

記録全体をまとめる意味もあり、FAQを作ってみました。以下の質問文をクリックすることで答えに飛べます。また、答えにそれぞれ関連のページへのリンクを貼っておきました。

これから手術記録を読まれる方は、もしもお時間がなければこのページからお読みください。全体像がつかめると思います。


【手術を受けるまで】
Q01 KAY2はどのようにしてレーシックを知ったのか?
Q02 病院選びのポイントは?
Q03 手術そのものは安全?
Q04 手術で失明は?
Q05 手術で失敗は?
Q06 手術の後遺症は?
Q07 老眼はひどくなる?
Q08 手術後また近視になることもある?
Q09 手術の結果、遠視になるなんてことは?
Q10 手術の代金はいくらぐらいが標準?
Q11 手術に保険は適応されない?
Q12 事前に説明を聞きたい。お金がかかる?
Q13 レーシックとイントラレーシック、どっちがいいの?
Q14 適応検査について何かアドバイスは?
Q15 クリニックで先生を指名できる?

【手術の実際】
Q16 手術の時間は?
Q17 手術中に痛みはない?
Q18 手術後に痛みはない?
Q19 本当にすぐ見えるの?
Q20 手術の見学はできる?

【手術後】
Q21 翌日からはどう過ごす?
Q22 手術後のお風呂は?
Q23 手術後の検査は?
Q24 「眼鏡等」と書かれた運転免許証はどうすればいい?
Q25 手術後の飲酒は?
Q26 再手術はできるの?
Q27 KAY2の白内障はレーシック手術を受けたことによるのでは?
Q28 レーシックを受けて良かったことは?
Q29 レーシックを受けて後悔していることは?
Q30 これから受ける人に何かアドバイスを。
Q31 KAYSだけでなくもっと多くの人の体験を聞きたいんですが…



【手術を受けるまで】

Q01 KAY2はどのようにしてレーシックを知ったのか?

A01 仕事仲間が受けたことで知りました。その後、仕事仲間が何人も受け、みな良好な状態だったことから、興味が深まり、自分で調べ始めました。
参考→01 レーシックを知る


Q02 病院選びのポイントは?

A02 何よりも安全を優先しました。美容系と医療系、さらには大学病院などに分けられ、それぞれにメリットとデメリットがあります。熟慮の結果、美容系を選びましたが、美容系は相当慎重に選ぶ必要があります。執刀数が多いのでうまく行けば安上がりで良いのですが、いざ何かトラブルがあると、問題がこじれることが多いそうです。眼科専門医がそろっており、執刀の実績が豊富で、評判の悪くないところ・・・となると自ずから選択肢は狭まってくると思います。それでもKAY2は手術後目に不具合が生じたのですが、その際、心配していたとおり、受けた美容系クリニックの先生の中にはその後の術後検診で実にひどい対応の人も数名いました。最終的にある先生を指名し、その後はそういういやな思いをしなくて済みましたが。
→08 内助の功)
→29 三度の手術を受けた人の話)
→31 1ヶ月検診


Q03 手術そのものは安全?

A03 KAY1が医療関係者に尋ねると、レーシック手術は現在医療の世界で行われるあらゆる手術の中で最も安全性の高い手術だと言われているそうです。ただし、事故はゼロではありません。その点は納得ずくで受けるべきです。(下記「A04追記」のような例もあります)
(→02 レーシックとは)  
(→03 関連書籍で下調べ) 


Q04 手術で失明は?

A04 基本的に手術で失明というのは考えにくいそうです。現に日本ではこれまで失明のケースは皆無だそうです。(追記:2009年2月、都内の「銀座眼科」でレーシック手術を受けた患者さんの多くが感染症にかかり、うち一人は失明の危険にさらされているとの報道がなされました。一部新聞によるとこの病院では執刀にあたる院長が認定を受けた眼科専門医でなく、器具の消毒などが不十分だったそうです。やはり病院選びは大切です。その際、専門家のコメントで通常レーシックで感染症にかかる可能性は6000人に1人の割合との数字が出されていました)


Q05 手術で失敗は?

A05 これも少ないようですが、いわゆる視力が十分にもどらないというのは一定のパーセントで必ずあります。強度近視の場合、10%近くは1.0に達しないというようなデータを出しているところもあります。その点も納得した上で受けましょう。KAY2も片目の視力が1.0以上には戻らなかったわけで、その10%にはいっちゃいました。
(→13 レーシックにおける失敗とは?)


Q06 手術の後遺症は?

A06 これは様々にあります。代表的なものとしてはドライアイ(目の乾き)、ハロ(光の周りに輪が見える)、グレア(光を見ると周囲がにじむ)、スターバスト(光を見たときに星のように光が放射状に見える)など。
KAY2の場合、いずれも出てきました。とくにドライアイは時折気になる程度でそれほどなかったものの、手術後半年は「ひどいですねぇ」と検診で指摘され、しばらく目薬を入れていました。ただ、目を酷使した時を除いて1年もたつと全く気にならなくなりました。他の現象については日常生活に支障が出るほどではありませんでした。これも1年たつと、ほとんど気にならなくなりました。
(→27 よくある後遺症)


Q07 老眼はひどくなる?

A07 これも一種の後遺症ととらえる向きもあるかもしれません。「老眼がひどくなった」とよく言いますが、実際は感じ方が変化したにすぎないようです。これは老眼が始まっている場合、それまで眼鏡の矯正ではそれほどでもなかったものが、レーシックを受けるとひどくなったように感じるということで、KAY2も実際に老眼鏡を必要とするくらいにひどく感じるようになりました。なぜ眼鏡の時にはそれほどひどくなかったかというのは、矯正されるレンズが目から一定の距離があるためだそうです。40代になってレーシックを受ける方、特に眼鏡を使用されている方はまず9割方この問題には直面しなければなりません。そこをどうご自分で判断するかということになります。
 また、KAY2が適応検査を受けた大学病院ではお願いすれば事前にコンタクトレンズで、どの程度の老眼を感じるのかをシミュレーション体験させてくださるそうです。
(→04 説明会に参加)


Q08 手術後また近視になることもある?

A08 近視が進行しやすい若い人の場合、近視になった要因が取り除かれなければ、せっかく手術でよい視力を獲得しても、また徐々に落ちていくということはあるようです。いわゆる「近視の戻り」と呼ばれるものです。


Q09 手術の結果、遠視になるなんてことは?

A09 たまにあるようです。また、手術後、しばらく遠視傾向で、数日から数ヶ月時間が経って程よい視力になることもあるそうです。ひどい場合は再手術・・・というケースもあるようです。


Q10 手術の代金はいくらぐらいが標準?

A10 これはクリニックによって相当に差があります。大学病院などでは両眼で60万。美容クリニック系では10万円から20万円くらいが相場のようです。
(→07 手術の値段)


Q11 手術に保険は適応されない?

A11 いわゆる国民健康保険など公的なものは適応されませんが民間の医療保険などに入っていれば適応される場合が多いようです。KAY2の場合ある生命保険会社の医療保険に入っており、7万5千円ほど保険が支払われました。またこれには裏技があるようで、片目ずつ、ある程度の期間を置いて手術を受けると、そのたびごとに同額支払われるそうです。つまり、受けとる保険金は倍になります。
(→11 医療保険)


Q12 事前に説明を聞きたい。お金がかかる?

A12 美容系などのクリニックでは事前の適応検査を無料としているところが多いようです。また、大学病院などでは有料の適応検査とは別に無料の説明会を行っているところもあり、そうしたところで自分の疑問を解決していくのはいい方法だと思います。
(→04 説明会に参加) 


Q13 レーシックとイントラレーシック、どっちがいいの?

A13 これについては、いろいろと調べましたが、クリニックによっておっしゃることが違い、なんとも決め手に欠けます。どちらもそれなりに実績がでてきており、どちらでも良いのでは?とおっしゃる方も多いようです。ただイントラにくらべ通常のレーシックは医師個人の技量が結果を左右することがより多いようです。一方通常のレーシックはイントラに比べて歴史が長いので「安全性」という意味では安心できます。
(→05 レーシック?イントラレーシック?)


Q14 適応検査について何かアドバイスは?

A14 適応検査はできれば複数で受けた方がいいかもしれません。KAY2の場合2カ所で受けましたが、手術を受けなかった方のクリニックでは目の不具合について白内障の可能性を指摘されていました。もしかするとそこで手術を受けようとすると術前検診で問題をもっと明確に指摘してもらえ、納得ずくで手術を受けることができたかもしれません。あるいは右目の手術はやめたかもしれません
(→06 適応検査) 
(→34 そういえば・・・) 


Q15 クリニックで先生を指名できる?

A15 これはクリニックによって色々のようですから、希望があれば、クリニックに尋ねてみることをオススメします。別料金をとるところもありますが、KAY2の受けたAクリニックでは無料で指名ができます。ただ、そのことを宣伝はしていないので、手術の前には知るよしもなしでした。その後の術後検診からは指名しています。
(→32 老眼のせい??医師を指名する)



【手術の実際】

Q16 手術の時間は?

A16 当日、クリニックに入ってから出るまでトータルで3時間半でした。実際の手術の時間は純粋には最初のフラップという目の表面にフタを作る作業に10分程度、休憩をとり、角膜へのレーザー照射の手術に10分程度だったと思います。
(→17 受付から直前まで) 
(→18 手術・術後) 


Q17 手術中に痛みはない?

A17 これは個人差があるようです。KAY2は右目は痛みがありませんでしたが、左目はフラップをはがした瞬間鋭い痛みが走り、その後も術中、何度か痛みました。手術を受けた仕事仲間2人は「全く痛まなかった」と言っていました。
(→18 手術・術後)


Q18 手術後に痛みはない?

A18 これも個人差があるようです。KAY2は手術後30分ほどしたころから両目がじくじく痛み始め、その後は目を開けていられない状態がその日夕方まで続きましたが、クリニックからもらった鎮痛剤を飲んだら、劇的におさまり、その後は2度と痛みはありませんでした。手術を受けた仕事仲間2人はこちらも「全く痛まなかった」と言っていました。
(→18 手術・術後)
(→19 帰宅)


Q19 本当にすぐ見えるの?

A19 本当です。最初にフラップという目の表面にフタを作る作業では世界が霧で曇った感じになり驚きますが、その後の角膜へのレーザー照射では終わった直後、立ち上がったときに4、5メートル先にある白板に書かれた小さな文字がはっきりと見えてKAY2は驚き、感動しました。
(→18 手術・術後)


Q20 手術の見学はできる?

A20 これはクリニックによるようです。BクリニックではKAY1がKAY2の手術時に見学したいと申し出ると快く、見学させてくれました。ただし、硝子越しで見、細かい手術内容はモニターに映し出された映像で見るという感じでした。
(→18 手術・術後)



【手術後】

Q21 翌日からはどう過ごす?

A21 すぐに仕事をなさる方もいらっしゃるようですが、KAY2は大事をとって数日休みました。目もできるだけ使いたくないため、ずっと音楽を聴いて過ごしました。いい骨休めになったかもしれません。


Q22 手術後のお風呂は?

A22 Bクリニックの指示では当日はダメですが、翌日は首から下はOK。髪もOKとなったのはその翌日でした。清潔さが気になる方は風呂に入れないことを考えると夏ではなく冬に手術を受けた方がいいかもしれません。KAYS2もそれで冬の終わりに受けることにしました。
(→21 術後検診)
(→22 術後2日目) 


Q23 手術後の検査は?

A23 Bクリニックでは翌日、1週間後、1ヶ月後が定期検査。で、何も問題がなければそれ以後は検査なし。何か問題がある場合はそれに応じて3年間、無料で検査をしてくれます。
(→21 術後検診)


Q24 「眼鏡等」と書かれた運転免許証はどうすればいい?

A24 多分、それで運転しても大きな問題にはならないのでしょうが、法令遵守、コンプライアンスと言う意味で(大げさ!本当は好奇心から!)KAY2は免許の「限定解除」に免許センターへ行きました。手続きは非常に簡単で、通常の免許の更新と違いわずか10分程度ですべての手続きが終わりました。免許証の裏に「眼鏡等条件解除」との印が押されます。
(→22 術後2日目)


Q25 手術後の飲酒は?

A25 Bクリニックでは手術後3日はアルコールを避けるようにと指示していました。実際、目にプロテクターを着けて寝る関係で、万が一を考えると、3日すぎても泥酔するような飲み方は避けた方がいいようです。KAY2はよっぱらって夜中にプロテクターをはずしていました。危ない、危ない。
(→25 手術後5日目)


Q26 再手術はできるの?

A26 問題は角膜の厚さです。もともと厚い方であれば大丈夫ですが、薄く、初回の手術も適応ギリギリだったという人は無理なようです。実際角膜が厚い方であれば手術の不具合からさらに2回、つまり合計3回手術を受けた方がいらっしゃいます。またクリニックによって有料のところと一定期間無料のところがあります。
(→29 3度の手術を受けた人の話)


Q27 KAY2の白内障はレーシック手術を受けたことによるのでは?

A27 それは関係ないです。というのもそもそも別のクリニックで手術前に受けた検診で、すでに曇りが指摘されていましたし、その後の複数のクリニックでの説明でも、これは手術とは関係なく、偶然、時期が重なったという見方でした。それに白内障がレーシックで誘発されるような話はないようです。


Q28 レーシックを受けて良かったことは?

A28 いろいろありますが・・・ちょっと思いついただけでも
・視野が広がり、人が大勢いる場所でも知り合いを見逃すことがなくなりました。
・眼鏡をなくす不安感から解放されました。また普段の生活で眼鏡を外さなければならないシチュエーションがいくつかありますが(例えば床屋さん、夜中に目覚めた時、洗顔、お風呂などなど)、そんなときに感じていた不安感も消えました。
・以前より人生が明るくなったような気がします。
・シュノーケリングなど、アウトドアのアクティビティも便利になりました。
・目が疲れにくくなった気がします。
・眺めの良い露天風呂が楽しみになりました。
・冬にラーメンをすすって眼鏡が曇るといういやなシチュエーションとおさらばできました。
・眼鏡をかけていると、よくツルの材質が皮膚に合わず、何度も炎症を起こして困っていましたが、その心配がないのは助かります。
・双眼鏡や望遠鏡を覗くのが楽になりました。
・着替えでTシャツを脱ぐのにいちいち眼鏡を外したりかけたりしていた煩わしさがなくなりました。
(→27 よくある後遺症)
(→20 床屋さん)
(→37 総括)


Q29 レーシックを受けて後悔していることは?

A29 うーん、難しいところです。基本的にはありませんが…。(最初の結論から変化しています)
  が、現在右目に関しては白内障が進行中で近々に眼内レンズを入れる予定です。ご存じかもしれませんが、眼内レンズを入れると近視の人は矯正されます。つまり、右目に関してはレーシックは必要なかったことになります。まさか自分が40歳代で白内障になるなんて思わなかったのでレーシックを受けたのですが、統計上は10%くらいの割合で40代でも白内障が始まるのだそうです。
 さらに、その眼内レンズですが、適切な度数を事前に決定する必要があります。その際、レーシック手術をうける以前の眼軸長を計測しているといいのですが、それがないと、度数を決定するのにやや不確定になるそうです。KAY2が手術をうけたBクリニックは眼軸長を測りません。したがってそのデータがないのです。例のA大学病院ではレーシックを行う際には必ず眼軸長を測っているそうです。
 まもなく白内障手術を受けますが、うまくいきますかどうか。近日中にこの件は当ホームページに「白内障手術(多焦点レンズ)体験記」としてアップロードする予定です。(追記:2010年、白内障手術を受けました!A大学病院のAドクター、素晴らしい技術で見事視力回復です。白内障手術体験記も完成しました。)
 いずれにしても、手術前に「レーシックを受けても将来白内障の手術を受ける際、支障はありませんか?」と聞いて「大丈夫ですよ」とBクリニックは簡単に答えていましたが、ならば、そうしたデータもきちんと取って欲しかったなぁ…というのが正直なところです。
 そう考えると、中年からのレーシックは慎重によく考え、そして眼軸長などのデータを十分とってくれる病院を選んでから行った方がいいでしょう。
(→35 セカンドオピニオン)
(→37 総括)


Q30 これから受ける人に何かアドバイスを。

A30 とにかく良く調べて、自分で納得の上受けて下さいね。大事な目に関することです。後悔しないためにも。そして中年の方はより慎重にね!
 もう一つ。もしも手術を受けられたら、手術前の目のデータ(角膜曲率、眼軸長など)を必ずとってもらい、手術後に、術前&術後、すべてのデータをコピー(一部カラー)でもらうことを強く勧めます。上記、A29のように、将来白内障などになったときには大切なデータとなります。その時までクリニックで何十年もデータを取って置いてもらえるとは限りませんから。KAY2の場合Bクリニックでコピーをもらいましたが、500円程度のコピー実費でOKでした。また、その後Bクリニックは母体が破産ということになり、ニュースにもなりました。幸い、別のクリニックが業務を引き継いだようですが、こうしたことはこれからも起こりえます。データを自分で持っておけばこんな場合も安心です。
(→37 総括)


Q31 KAYSだけでなくもっと多くの人の体験を聞きたいんですが…

A31 そんな方にお勧めできる素晴らしいサイトがあります。Lasik Database(レーシック・データベース)という個人サイトです。90人近い方々の体験談が見事にデータベース化されており、便利で読み応えがあります。特にこの中にあるLuvzさんの体験談は実際にクリニックで働いていた方ということもあり、クリニック側の事情もよくわかります。これから手術を受けたいという人は必ず読んで欲しいと思います。

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