35 手術 8ヶ月後 2 セカンド・オピニオン

 朝、近所のクリニックにオープンと同時に駆けつけました・・・。あれれ、以前来たときよりも人が少ないぞ。月曜日の朝だからかな?と思いつつ受付に行くと

 「予約ですか?」
 「いいえ・・・。」
 「当院は先日から予約制になっているんです・・・・」

 あ、そういうわけだったんですね。それで、そんなに混雑していない。幸い2時間後の予約がとれたので、一旦家に帰り、出直しです。

 2時間後、クリニックに。名前を呼ばれてまず視力検査・・・。

 時間をかけて右目のチェックをします。が、これが、やはりレンズで矯正しても、視力がそれほど上がりません。おまけに乱視傾向も出ているようです。

 左が1.5 右は0.7と出ました。落ちてはいないどころか、逆に前回よりは上がっています。やっぱり先日日光にあたりすぎて見えなくなった気がしたのは気のせいだったんですね。

 次にまずドクターと面談です。以前にも見てもらった宮本信子似のはきはきした女医さんです。この方を見ていると感心します。待っている間に見ていたんですが、いろんな患者さんが待っているところに出て行って「大丈夫?」などと声をかけて積極的に接しています。非常に気さく。

 で、まず概要を話すと、「じゃ、まず、検査をいろいろしてみましょう」ということで、前回とは違い数種類検査を受けます。眼底の写真だけでなく、どうも、角度をつけて角膜、水晶体の写真を撮っているとおぼしき検査も。

 最後に再びドクターの元へ。

 前回同様、非常にわかりやすい語り口です。

 「まず、理解してほしいのは、近視とか遠視によって物が見えにくいのは病気じゃない。だから眼鏡などで矯正できる。で、それ以外に病気があって見えにくい場合があります。病気だと、視力が眼鏡などでは矯正できないんです。
 で、前回来たときって、レーシックの前だったんですよね。そのときは硝子体の前の方に曇りがあり、それは何が原因かはっきりとはわからないという状態で、そういう説明をしました。
 今回、詳しく検査して目を見てみると、水晶体に明らかに曇りが見られます。これは白内障です。つまり、ウチで検査を受けたあと、しばらく時を経て、レーシックの手術を受けたころ偶然、白内障がはっきりと出てきたのでしょう。で、実際に視力を見てみましたが、近視傾向が出ています。そして乱視傾向も。これは白内障が原因だと見ます。裸眼で0.7。矯正で0.9。白内障は病気です。最初に言ったようにこの場合、これ以上眼鏡などでは矯正はできないです。
 でもね、白内障というのは緑内障と違ってコワイ病気じゃない。手術で見えるようになる病気です。」

 と、手術を受けたクリニックの院長先生の見立てと同じでした。やっぱりそうだったんですね。そこで、質問です。

 「あの、白内障はレーシック手術とは関係ないと思っていいでしょうか。」

 「その通りです。」

 「それから、白内障の進行を遅らせるにはどうすればいいですか?」

 「うーん、気休めだけど、目薬を処方するから入れてください。それで治るものでもないんだけれど。」

 「サングラスってかけたほうがいいんでしょうか?」

 「これはね、私はあまり関係ないと思うよ。だって、左目は大丈夫なんでしょ。右目も左目も同じくらい紫外線を浴びていて右目だけが白内障になった。そうすると、紫外線のせいで白内障になったとは思えないからね」

 「で、手術はいつ決めれば良いんでしょう?」

 「急ぐ必要はないし、多分、そんなに急速に進むってものでもないと思うのよ。だから、しばらく様子を見て、日常生活に支障を来すようになってから受けたらいいんじゃないかしら。
  あと、それに関して1つ私からのアドバイス。あのね、急がない方がいいかもしれない。というのはね、ご存じのようにレーシックは日本で始まってまだ日が浅いでしょ。で、若い人が主に受けている。ということは、まだ、レーシックを受けた人で白内障になった人って日本にはあまりいないのよ。
  で、白内障手術っていうのは、目の軸の長さから、経験的にどのくらいのレンズをいれるとどのくらいまで視力が回復するというデータがあるんだけれど、レーシックを受けた人は当然角膜の厚さが変わっているからそれが適応できない。
  今、学会ではそういうところをどうするかって感じで論文が出てきている最中なの。しばらく待ってデータが増えてから手術した方がいいかも。」

  「なぁるほど・・・僕はパイオニアってわけですね。ありがたくないけど。」

  「そう。それから、これもアドバイスだけれど、白内障の手術を受ける場合はできるだけレーシックと白内障の両方を実施しているところが安心ね。」

 ということでした。とても親身になりよくわかる説明をしてくださる先生で心から感謝です。

 検査、待ち時間も含めて2時間ほどの病院滞在でしたが、悲しい確認作業となりました。

 普通老人に多い白内障ですが、先ほども述べたように40代で起こるのは全体の1割くらいあるそうです。で、考えてみると白内障でレンズを入れることになれば・・・あ、レーシックの必要はなかったことになりますねぇ(苦笑)。だから、中年以降にレーシックを受ける場合はいろいろと考えた方がいいです。KAY2の場合、レーシックの効果は左目に関してはありましたが、右目に関しては結局あまり意味がなかったことになるわけです。

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