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一旦ここでまとめ〜レーシックを受けた意味はなかったか?
結局、左目は無事に1.5以上に回復したものの、右目は白内障で、視力は0.4程度。そして、眼内レンズを入れる手術を改めてすることに・・・。
「手術を受けた意味は?」
こう問われると、文句なく「あった」と答えます。上記のようなガチャ目でも、とりあえず、生活上は眼鏡なしで遠くを見ることができます。これは長い近視人生を送ってきた自分には夢のようです。近くを見るときに老眼鏡が必要なのは手術を受ける前からわかっていたことなので問題ありません。
遠くが見える。これがどんなにうれしいことか・・・過去の記事にも書きましたが、ちょっと思いつくままに例を挙げてみると・・・
・視野が広がり、人が大勢いる場所でも知り合いを見逃すことがなくなりました。
・眺めの良い露天風呂が楽しみになりました。
・冬にラーメンをすすって眼鏡が曇るといういやなシチュエーションとおさらばできました。
・眼鏡をかけていると、よくツルの材質が皮膚に合わず、何度も炎症を起こして困っていましたが、その心配がないのは助かります。
・眼鏡をなくす不安感から解放されました。また普段の生活で眼鏡を外さなければならないシチュエーションがいくつかありますが(例えば床屋さん、夜中に目覚めた時、洗顔、お風呂などなど)、そんなときに感じていた不安感も消えました。
・以前より人生が明るくなったような気がします。
・シュノーケリングなど、アウトドアのアクティビティも便利になりました。ついにはスクーバダイビングまでチャレンジしちゃいました!
・双眼鏡や望遠鏡を覗くのが楽になりました。
・着替えでTシャツを脱ぐのにいちいち眼鏡を外したりかけたりしていた煩わしさがなくなりました。
・目が疲れにくくなった気がします。
なんて感じで良いことずくめです。
もしも白内障が始まっていなければ、おそらくパーフェクトな結果になり、自分としては不満はなにもなかったでしょう。
ですから、最後にレーシックの問題点を一つあげるとすれば、それは「いつ受けるかによって結果が異なる」ということになるのではないかと思います。
少なくともKAY2のように40代半ばで受けると、わずかな割合ですが、白内障などの関係で、十分に視力が回復しない場合がある。つまり、効果がそがれるリスクが生じるわけです。また、老眼も相当強く感じるようになります。
逆に20代の早い段階だと近視が進みやすいですから、もともと近視になった要因、例えば姿勢とか、あるいは、部屋の明るさとか、目の酷使とか、そうした状態を改善しないと、せっかく手術で良好な視力を得ても、再び、視力が落ち始めることもあります。
そう考えるとレーシックを受けて一番効果が高いのは20代後半から30代後半くらいまでではないかなぁと個人的に考えます。これは同じ時期に手術を受けた仕事仲間も言っていました。
中年からのレーシック、ぜひ受ける前にそうしたことも十分考慮した上で手術を受けるかどうか決定してください。それがKAY2からのアドバイスです。
もう一つ。もしも手術を受けられたら、手術前の目のデータ(角膜曲率、眼軸長など)を必ずとってもらい、手術後に、術前&術後、すべてのデータをコピー(一部カラー)でもらうことを強く勧めます。将来白内障などになったときには大切なデータとなります。その時までクリニックで何十年もデータを取って置いてもらえるとは限りませんから。KAY2の場合Bクリニックでコピーをもらいましたが、500円程度のコピー実費でOKでした。
この記録はとりあえずここで一旦終了します。今後は何か大きな進展が合ったときに【その後】として書くことにしますが、おそらく、白内障の手術を受ける時には新たなページを作ってご報告することになると思います。 (追記:2010年、白内障手術を受けました!A大学病院のAドクター、素晴らしい技術で見事視力回復です。白内障手術体験記も完成しました。)
長い体験記でしたが、最後までおつきあいありがとうございました。
いままで全体の内容を簡単にまとめたFAQを作りましたので、よろしければご覧下さい。
最後に、KAY2のレーシックに関わったすべてのクリニック、ドクター、スタッフ、検査技師さん、関係者、そして何よりも苦しい家計から手術費を捻出してくれ、さらに精神的にもサポートしてくれたKAY1に感謝を捧げます。ありがとうございました。
ということで、この記録、終了していたのですが、その数年後、なんと今度はKAY1が手術を受けちゃいました。その体験記を記してみました。さすがに数年経つと医療技術もずいぶん進歩しました。もし、興味がおありでしたら、次のページからご覧下さい。
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